ド田舎文藝部の暇潰し

都留文で人文

つるつるぶんぶんなつやすみ

  みなさんはじめまして、そうでない人もはじめまして。地域社の変人こと山下です。因数分解しろと言わんばかりの鬱陶しいタイトルですが、そんな意に介すことなく自分語りを始めていきたいと思います。

 

  9月に入り、季節は秋。僕の第二の故郷こと富士急ハイランドも客入が落ち着きはじめてようやく帰省することが叶い、どうにか北の大地に降り立てました。寒冷地万歳。

 

  さてさてこれは帰りのバスの中で酔いながら出てきたちょっとした疑問なのですが、

 

  「普通の大学生って夏休みはどう過ごすのだろう。」

 

一大学生として真っ当な大学生活を送るためにこの愚問の答えを教えてもらおうと、数少ない地元の友人の一人であるAクンにLINEを送ってみました。

  Aクンの答えは実に単純明快、

  「彼女と映画に行った。」

  「彼女と花火に行った。」

  「彼女と長電話をした。」

釈迦ですら飛び蹴りしそうなくらい俗物にまみれている我が友人Aクソですが、悔しいことに真っ当な大学生活のように感じます。

  Aクソは恋人と街に繰り出し、映画鑑賞、休憩はス〇バで新作フラペチーノ、夜はオシャレなイタリアン、なんといい夏休みだろうか。ぼくにはとてもできない。

 

  だがしかし、陸の孤島こと都留市に在住のみなさん、ちょっと考えていただきたい。

  映画館はおろか吉野家ですら大学から10km圏内に無い場所でどうしろと言うのでしょう。そもそも僕には恋人すらいない。

 

  俗物はさておき例えば街に行くとしましょう。東京に行くのに片道約2400円、時間にして3時間。遊ぶために3時間働いた賃金で3時間電車に乗るとはなんと不毛でしょうか。その金で映画鑑賞が2回はできてしまいます。

 

  たぶん恐らくきっとなんだかんだいって結局のところ導き出される結論は都留に住んでる限り、立地と富士急行線と生協のせいで都市の大学生が過ごすような夏休みは送れないということです。地元に帰りましょう。

 

  夏休みエンジョイと言えば僕の隣人が夏休みを非常にエンジョイしてるんですよね、毎晩毎晩男子3人女子1人(想定)で集まっては夜中まで東北三大祭りのごとく騒ぎ立てるんですよ。しかもこの前なんて自分の家のポストに刺さってた広告を僕の家のポストに突っ込んできましたからね、自分の家もわかんねえのかクソガキ。対策など随時募集中です。

 

  何かって都留で夏休みを楽しむなら僕の隣人みたいに友達集めて騒ぐのがいいんでしょうね、その時は隣人が河口湖のように広い心をもっている僕みたいな人であることを祈りましょう。