ド田舎文藝部の暇潰し

都留文で人文

冬の山下、春の質問箱。

こんにちは。「思いついたら書く」というスタイルなので、前回のを書いた翌日に書き始めました。投稿はいつかわからん。

寒いですね。とにかく寒い。北海道民は寒さに強いとか勝手に思われてるけど、僕らは寒さ対策が完璧なのでむしろ寒がりです。恒温動物としての誇りを失っていくばかりであります。

 

で、今回もお題がきました。楽ですね。まだあってもいいんだよ。ほらTwitter開いて開いて。固定ツイートにあるからな。

今回はこちらです。でででん。

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つまりは「山下、本について語る」が今回のメインイベントなわけです。

これはブログなので読書&自分語りでも文句言われないはずです。要は自分史と読書です。ついでにタイトルは終盤に回収します。

 

小学校の頃に関して言えば読書なんて大嫌いでした。やっぱり読書感想文を無理やり書かせるような教育のせいで「読書=学習」みたいな意識をつけられたのがいけないんでしょうね。教育学部のみなさんは上手に教える先生になってね。

 

中学生となると友達がいないせいか、勝手に本を読むようになります。当時は角川文庫の本一冊で、ハッケンくんストラップ1個プレゼントみたいなキャンペーンをひと月やっていたんですが、僕は12個くらい集めました。

作家に関して言えば、宮部みゆきさんや有川浩さんとかかな。「ソロモンの偽証」をハードカバーで持ってる方は少ないのでは(ドヤァ)。

ここまでが中学二年までの話ですが、今でも記憶に残ってるのは「小暮写真館」かな。ああいう衰退気味の田舎の話って好きなんですよね。

あとはさくらももこさんのエッセイです。あのエッセイの「自虐でありながら幸福感に満ち満ちてる」感じが大好きです。僕の一部ブログや作品も多大な影響を受けています。

で、中三で塾講師に勧められて東野圭吾さんの「秘密」に出会います。

今でもあまり本読んでなさそうな人に「オススメの本は?」と聞かれたらこれをオススメするくらいにはなってる作品です。

これに関して言えば、最後の七行です。もう最後の七行が大好きです。それだけ、伝われ、届け、君に届け。ここから僕は読書好きなら通る道であろう東野圭吾道を通ることとなります。まあガリレオシリーズ読んでないんですけどね。

今でもちらりと東野圭吾作品は読むのですが、毎回毎回、伏線回収が見事で回収された瞬間にオー〇〇厶的エクスタシーがやってきます。癖になりますね。

 

高校生初期ではアニメオタクになったせいかあまり読まなかったですね。ただバカテスは読んでました。

それでもやはり面白い本との出会いはありました。まず教科書に載ってた「こころ 三部」を一気に読みます。ついでに家に置いてあった「こころ」も読破。

ここからいわゆる文豪を読みふけります。僕は白樺派寄りだったらしく、武者小路実篤の「友情」「愛と死」「或る男」などを最初に読んだでしょうか。そのほかの文豪作品としては「舞姫」「夢十夜」などですかね。

そして運命の出会いの登場です。

森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」をふとした時に購入。

 

「あぁっ!!面白いっっっ!!!」

 

新世界。今まで見たこともない領域がそこには広がっていました。内容は比較的甘いのに全く甘くない。主人公の胡散臭い語り口、幻想的かつどこか現実的な登場人物、映像化を容易にさせる情景描写。見事以外のナニモンでもない。

そこからはドミノ倒しの如く買い漁り、ページをマグロのように止まることなくめくり続けます。

正直言って森見登美彦さんだけでブログ一つ書けるくらいには大好きなんですが、あくまで読書がテーマなので抑え目にいきます。

初心者は「有頂天家族」か「夜は短し歩けよ乙女」です。これでいけるなら「四畳半神話大系」や「太陽の塔」いってみましょう。ハマったならハードカバーで絶賛発売中の「夜半」もどうぞ。ほらほら「聖なる怠け者の冒険」も買って。

布教しましょう。僕が一番好きな本と言われれば「太陽の塔」なのですが、最初の二行で一気に世界に引き込まれます。

 

「何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。

なぜなら、私が間違っているはずがないからだ。」

 

この胡散臭さですよ。んなわけあるかとツッコミたくなります。ただ、どこか共感できる。僕の作品どころか人格にすら影響を与えてきました。今更の中二病です。

ぜひとも読んでください。貸し出します。というか読め、貸すから。

 

そういえば何の話でしたっけ。ああ、オススメの本について書けば良かったのね。これでどうでしょうか。

あと最近は漱石を読んでますね。「三四郎」と「それから」の二冊です。でも文藝の作品のうち一つは森見感ある作品に仕上げたいので、読み直しに時間を奪われています。

あとは「社会学入門」を大学生らしく読んでたり読んでなかったり。社会学って面白いんですよ。受け売りですけど、要は「常識に対して懐疑的になる学問」です。

例えば「図書館で飲食はなんでダメなの」とかです。

「ルールだからだろ」ってなる方もいるでしょう。じゃあそのルールってなんであるの、となりますね。これらを紐解いてくのが社会学だと僕は認識しています。

あ、テーマと関係ない? ですよね。

 

そんなこんなで読書回でした。お題をくれればこんな風に語っていきますよ。

もちろん応援メッセージ、届いてます。あなただ。リアルで何回か会ったことあるらしいあなた。嬉しいこと言ってくれてありがとう。卒業まで続くように頑張るよ。

 

【質問コーナー】

廃止と思われた質問コーナーですが、なぜか質問箱に質問がやってきたので答えていきたいと思います。や、もちろん質問もお題も募集してますからね、むしろありがたいです。

 

で、今回の質問がこちら。

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きた瞬間に「おおおおおおお!!!!!」ってなりましたね。ついに、ついに男女関係云々的なものがやってきましたよ!!

糠に釘、犬に論語、山下に男女相談とはよく言われたものですが、そんな中でも質問をした勇気ある質問者さんに拍手。

これは気合いが入りますね。こういった質問に真摯に答えることで、僕にも異性相談やら恋愛相談が増えるんじゃないでしょうか。そういったものをネタにしたブログはまだ書いてませんからね。ええ、頑張りましょう。

そんでもってこの質問、「美人が周りに多いのにイケメン全然いないからめっちゃ競合するじゃないの」みたいな感じが出てるんですが気のせいですかね。

個人的には可愛い方は多いと思います。僕はタイプが若干特殊と言われるので、あんまり参考にならないかもしれませんが、多いと思いますよ。

で、イケメンですね。僕は「自分より顔面偏差値が上の人はイケメン」としているので大体の人がイケメンです。つまり文大はイケメンパラダイスなわけです。やったね!

まあ十中八九納得いってくれないと思うので、もう少し攻めると、可愛い人に対してイケメンの割合は確かに低いかもですね。恋する乙女の皆さん頑張ってください。陰ながら応援します。

 

久々にこういう話も悪くないですね。

そもそもですよ、質問箱ってこういうもんじゃないですか。匿名だからこそ「好きな人ってどんな人?」とか「彼女ってどんな人?」だの聞けるんですよ。これこそ大学生の本来あるべき質問箱です。ビバ青春。僕の質問箱、比較的真面目な質問が多いんですよ、なぜだろうか。

そんなこんなで今回はここまでです。軽いレポートレベルの文字数となってしまいました。

以上、学祭が近づくわ、聖なる日は近づくわ、周りに彼女ができてくわで地味に焦る山下でした。

それではまたお会いしましょう。